1.ゆとりあるライフスタイル
仕事や責任感に追い回されることなく、趣味やスポーツで気分転換を図り、ストレスの解消に努めましょう。ストレスがたまると、胃の動きが悪くなったり、胃粘液の分泌が低化したり、胃酸が過剰に分泌されたりします。
2.規則正しく食事をとりましょう
胃炎や胃潰瘍は、主に空腹の時に形作られます。規則正しく食事をとり、胃の中が全く空っぽの時間をできるだけ短くしましょう。ほとんどの食品には、胃の中にはいると胃酸を中和する作用があります。
3.禁煙しましょう
たばこを吸っていると、胃潰瘍を誘発するばかりか、ひとたび治癒してもその再発率は吸わない人の約2倍以上になります。というのは、たばこに含まれるニコチンと、一酸化炭素は血管を収縮させ血管内膜を傷害し、胃粘膜の微小循環に障害を引き起こし、胃粘膜に炎症や潰瘍を形成させます。またタール分も、胃粘膜を傷害するのみならず、胃癌の原因にもなります。
4.睡眠は十分にとりましょう
睡眠中は胃酸の分泌は低下します。しかし、徹夜や夜更かしをすると胃酸の分泌は持続し、そこに空腹が手伝うと確実にびらん性の胃炎(急性胃炎)や潰瘍が形成されます。睡眠不足じたいそのものが、1つのストレスなのですからこれは当然の帰結です。
5.おくのて
どうしてもお酒を飲んだり、夜更かしをしたりしなければならないときのおくのてです。それは、牛乳やチーズなどの乳製品を取って、お酒を飲んだり、夜更かしをしたりすると言うことです。これらの食品には特に胃酸を中和する力があり、胃粘膜を障害から保護してくれる効果が期待できるということなのです。