「Mr.胃ぶくろ」の日曜日



今日は日曜日です。「Mr.胃ぶくろ」課長は、美しい景色を見ながら考えました。毎日こんな景色を眺めて気楽に暮らしていたら、胃潰瘍や十二指腸潰瘍にはならずにすむのにな〜!

しかし現実は厳しいのです。また月曜からは、「大脳」部長と、「塩酸」君や「ペプシン」君に挟まれて奮闘しなければならないのです。「Mr.胃ぶくろ」課長は、考えました。「明日こそは胃内視鏡検査を受けよう!」「早速井石先生に電話をして胃内視鏡の楽な受け方を聞こう」

【胃内視鏡の楽な受け方】
1.胃内視鏡(胃カメラ)検査についてよく理解しましょう。
最近の胃カメラは、先端にCCDカメラを取り付けた、非常にコンパックトなもので、先端の直径は9mm程度と、そんなに太いものではありません。また、カメラは食道を通りますので、呼吸への影響は全くありません。

2.服装は、リラックスできるゆったりとしたもので受診しましょう。特に首や胸・お腹を締め付けるようなものはさけましょう。

3.検査当日の喫煙は絶対にさけてください。胃壁に緊張をもたらし検査を困難にするばかりか、嘔吐反射を起こしやすくなり、検査が苦しくなります。歯磨きは特に問題ありませんが、水を飲んでしまわないように気をつけてください。

4.のどの麻酔は、十分に受けて下さい。検査がより楽になります。

5.検査中、内腔を観察するために空気で胃を膨らませます。ちょっと胃が張った感じがしますが、げっぷをせずに我慢していてください。検査は数分で終わります。げっぷをしてしまうと、内腔が見えなくなるため、何度も空気を注入しなければならず、検査がかえって長引きます。

6.用は気持ちの持ち方です、恐怖を感じたり、胃に神経を集中しすぎると、かえって検査は苦しくなります。気楽にリラックスして検査を受けるのが、最善の受検法です。